エンジニアなら知らないと恥ずかしいIT略語の意味【英語3文字】
- ITエンジニアになったら英語3文字の略語が公用語
- 略されたIT用語の正しい意味 【駆け出しエンジニア編】
- CMS – Contents Management System
- WBS – Work Breakdown Structure
- RPA – Robotic Process Automation
- SFA – Sales Force Automation
- KPI – Key Performance Indicator
- SCM – Supply Chain Management
- SSL – Secure Sockets Layer
- ERP – Enterprise Resource Planning
- BI – Business Intelligence
- VPN – Virtual Private Network
- WAF – Web Application Firewall
- ASP – Application Service Provider
- SQL – Structured Query Language
- GMT – Greenwich Mean Time
- NAS – Network Attached Storage
ITエンジニアになったら英語3文字の略語が公用語
こんにちは!はらじょです。外資系企業のエンジニアとして働きながら日々学んだ事をアウトプットしています。
大学時代の専門は情報系ではなかったため、はじめはIT用語がわけわかんなくて困りました(´;ω;`) 特にIT業界では横文字を略する文化があり、それに慣れるのに必死でした。
その経験から、「駆け出しエンジニアとして知っておきたい英語3文字の略語」をまとめたいと思いました。略す前の単語と意味を理解しておくと、業務への理解が進みます。単語も厳選しましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
まずはじめに、今回紹介するIT用語のテストを行ってください。5分ほどで解けます。
7割以上知っていれば駆け出しエンジニアとしてレベルが高いと思います。
【一問一答クイズ】駆け出しエンジニアなら知っておきたい英略語
略語・正式名・意味を一覧でまとめたExcelシートも下からダウンロードできます。(12KBほどの軽いexcelファイル です)
なお、この単語が難しすぎるという方には、日常生活で使われるIT英略語をこちらにまとめております。
【IT用語】 知らないと恥ずかしいIT英略語の意味 【英語2文字・3文字・4文字】
また、未経験からのエンジニアの方はITパスポートを取得することが知識習得の近道です。本記事と同様に横文字のIT単語をまとめていますので、参考にしてください。
【頻出】ITパスポート試験 英語3文字略語【これを知らずにITパスは合格できません】
略されたIT用語の正しい意味 【駆け出しエンジニア編】
CMS – Contents Management System
webサイトを制作する側が使用するシステム。サイトのコンテンツを構成する文字・画像・テンプレートなどを一括管理する。
- Contents = コンテンツ
- Management = 管理
- System = システム
これは少し分かりづらいかもしれませんね。Webサイトを作ったことのある人ならサイト作成のめんどくささは経験したことあるはずです。HTMLやCSSを1つ1つ書くのは時間がかかります。
そこで、CMSの出番です。例えばwordpressのように、タイトルや見出しを簡単操作で作ってくれたり、他の人が作ったデザインのテンプレートを使用できたりと制作工数を一気に減らすことができます。
WBS – Work Breakdown Structure
作業分解構成図と訳される。プロジェクト管理やスケジュール調整をするときに作成するものです。
- Work = 作業
- Breakdown = 分解
- Structure = 構造
WBSの目的は、「プロジェクトの全作業を抜け漏れなく洗い出すこと」です。
RPA – Robotic Process Automation
事務系の定型作業を自動化するツールのこと。
- Robotic = ロボットの
- Process = 過程
- Automation = 自動化
くり返し作業をロボットによって自動化する。ロボットは24h働くことができ正確であるので、定型業務の効率化が期待できる。
SFA – Sales Force Automation
営業活動の支援を行い、業務の効率化を目指すシステム。
- Sales = 営業
- Force = 力
- Automation = 自動化
Sales force = 営業部隊です。
主な支援内容は、既存顧客や見込み顧客の営業に関する情報を記録・管理することです。これにより、営業部隊は多くの情報をもとに営業を行うことができます。
KPI – Key Performance Indicator
「重要業績評価指標」のこと。組織の達成目標に対して、達成度合いを評価する指標。
- Key = 鍵、要所
- Performance = パフォーマンス、成績
- Indicator = 指針、指標
つまり、ビジネスにおける「要所」の「成績」を判断する「指標」のこと。目標達成に向けて、中間で細かく達成度を評価するイメージです!
SCM – Supply Chain Management
材料調達から商品販売までの流れを一括管理して,供給の最適化を目指すシステム
- Supply = 供給する
- Chain = 鎖、連鎖
- Management = 管理
つまり、供給ネットワークの管理ってこと(無理やり?笑)
まず、サプライチェーンは商品が売り場に並ぶまでの裏側(原材料・部品調達 → 生産 → 物流・流通 → 販売)の一連の流れのこと。それを管理するのが、SCM = Supply Chain Management。
具体的には、生産だけ、物流だけなど1つ1つを最適化することではなく、サプライチェーン全体の最適化を図ることがSCMである。
SSL – Secure Sockets Layer
インターネットの通信内容を安全にやり取りするために暗号化する技術。
- Secure = あんぜんな
- Sockets = 受け口
- Layer = 層
このサイトがデザインもきれいで分かりやすいです。
SSLとは?|初心者に分かりやすく解説
ERP – Enterprise Resource Planning
企業の経営資源を有効に活用し,統合的に管理すること
- Enterprise = 事業、企業
- Resource = 資源
- Planning = 計画、設計
つまり、ERP = 企業の資源計画 ってことです。
企業の基本資源であるヒト・モノ・カネを、ビジネスするうえでどう配分するかを計画することです。最近は、上記3資源+情報の4資源とすることも多いですね!企業の経営戦略として、欠かせない概念です。
BI – Business Intelligence
会社などの組織がデータに基づいて意思決定できるように支援すること。
- Business = ビジネス
- Intelligence = 知能
自分の組織のデータを管理・分析し、経営に活かすことです。
VPN – Virtual Private Network
一般のインターネット回線を利用して作成する仮想的な専用回線のこと。
- Virtual = 仮想の
- Private = 専用
- Network = ネットワーク
VPN = 仮想の専用ネットワーク です。
使用例:会社のネットワークに自宅の回線を利用してVPN接続をする。
VPNを使用して接続することで盗聴などのリスクを下げることができます。
WAF – Web Application Firewall
Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃へ対するセキュリティ対策のひとつ。
- Web = ウェブ
- Application = アプリ
- Firewall = 防火壁
オンラインショッピングや個人情報を登録するゲームなど、顧客情報やクレジットカードの情報をやり取りするWEBアプリを保護する。
ASP – Application Service Provider
インターネット経由で、ソフトウェアやソフトウェア稼働環境を提供するサービス、またはその提供者のこと。
例:Gmail, iCloud, shopify
- Application = アプリ
- Service = サービス
- Provider = 提供者
今や身の回りにはASPがあふれていると思います。ユーザーはサービスを使用するにあたり環境構築やメンテナンスが不要なのですごく便利ですね。
SQL – Structured Query Language
RDB(リレーショナルデータベース、MySQLやPostgresSQLなど表形式で管理するデータベース)にクエリを投げて結果を返す言語。
- Structured = 構造化された
- Query = 質問
- Language = 言語
SQLには大きく分けると3種類の言語がある。
①データ定義言語(Data Definition Language : DDL)
テーブルを作成するときなどに用いる命令文です。
-
- CREATE : データベースやテーブルを作成
- JOIN : テーブル動詞を結合
- DROP : オブジェクトの削除
- ALTER : オブジェクトの内容変更
- TRUNCATE : データを全消去
②データ操作言語(Data Manipulation Language:DML)
SQLと聞いて真っ先に思い浮かべるのが下の4つの命令文だと思います。
-
- SELECT : データを表示
- INSERT : データを挿入
- DELETE : データを削除
- UPDATE : データを更新
③データ制御言語(Data Control Language : DCL)
データへのアクセスを制御します。
-
- GRANT : ユーザー権限を付与
- REVOKE : ユーザー権限を削除
- BEGIN : トランザクションを開始
- COMMIT : トランザクションを確定
- ROLLBACK : トランザクションの取り消し
GMT – Greenwich Mean Time
国際的な基準時刻のひとつ。中学校の社会の授業で習った「旧グリニッジ天文台」を通る子午線を基準とした時刻のこと。
- Greenwich = グリニッジ
- Mean = 平均
- Time = 時間
「グリニッジ標準時」または「グリニッジ平均時」
NAS – Network Attached Storage
ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスク。ナスと読む。
- Network = ネットワーク
- Attached = 取り付けてある
- Storage = 記憶装置
ネットワークに接続された記憶装置です。
あなたは、外付けの記憶媒体にデータを保存するとき、どこに保存しますか?おそらく、多くの人がUSBメモリーにデータを入れると思います。
NASとは、そのUBSのようなものがネットワーク上にあると思っていただければよいです。パソコンに装置を取り付けることなく、データのやり取りを可能にするのがNASです。