地球惑星科学

地球惑星科学に向いている人と向いていない人の特徴

はらじょ

地球惑星科学系に進学するか迷っている人

「地球惑星科学って名前かっこいいし、面白そうだな。だけど、実際何やっているかがあいまいだし、自分に向いているかどうか分からない。地球惑星科学科に向いている人の特徴を教えてほしい!」

 

この悩みに答えます。

 

対象読者として、地球惑星科学を大学または大学院で専攻しようと悩んでいる人を想定しています。現在、地球惑星科学系の大学に在籍していて、進路に悩んでいる人はこちらをご覧ください。意外に知らない地球惑星科学系学科の進路と就職先

本記事の内容

  • 地球惑星科学に向いている人の特徴2選
  • 地球惑星科学に向いていない人の特徴2選

この記事を書いている私は地球惑星科学の修士号を取得した社会人一年目。大学&大学院では地球惑星科学の魅力にどっぷり浸かった6年間を過ごしました。

私自身は地学を専攻して本当に良かったと思っているのですが、中には合わずに退学してしまう人も…あらゆる学問の中でも地球惑星科学系は特殊であるので、「相性が合う人と合わない人がいるのではないか」と思い始めました。

本記事では、6年間地球惑星科学系の学科にいた私が「地球惑星科学に向いている人、向いていない人の特徴」を紹介していきます。もちろん、主観が多く混ざっていますので参考程度に読んでいただけるとありがたいです。

 

地球惑星科学に向いている人の特徴2選

 

オタク気質かつアウトドア派

「ちわく(地球惑星科学科の略)って元気なオタクがおおいよね」
はい、他の学科から圧倒的に言われるのがこれです。世間一般では石や宇宙に夢中になっている地惑はオタク認定されます。(ここでのオタクの定義は”多くの人が熱中しない事にハマっている”です)

そして、意外とアウトドア派が多いです。外に出ないと地球を感じることができないので(笑)登山をしたり、ジオスポットに足を運んだりするだけで楽しいので、必然的にアクティブになります。高校地学を履修した人はほとんどいないのですが、部活で登山部や天文学部に入っていたという人も多くいます。

大学の学問といえば、教室や研究室にこもって行うというイメージが以前の私にはありましたが、地球惑星科学系においてはそうでもなく、実習や研究で頻繁に屋外に繰り出します。地球惑星科学にも理論派の人もいるので、必須ではないですが「何かにハマれてアウトドア派」の人は向いているように思います。

特に、旅行好きの人は向いていると思います。地球現象を学問するので、自分がまだ見たことがないものに対する好奇心が強いと有利です。旅行の種類も、デパートや観光地ではなく山や温泉、ジオいところを好む人が多いです。

 

広く学びたい人・学問好きな人

これは、大学の教職で聞いた話なのですが、「海外には地学という教科はない」って知っていましたか?
びっくりですよね。どうやら、海外では地学は物理・化学・生物の応用の位置づけになるそうです。

  • 天文学 – 応用物理
  • 古生物学 – 応用生物
  • 地球化学 – 応用化学

といった感じですね。たしかに、勉強して思ったこととして、「物理・化学・生物の知識を地球現象に応用する」学問であると感じました。ということは、物理・化学・生物の土台があること前提に講義が進むので、理学の広い知識が求められます。

大学1,2年時は純粋な物理・化学・生物を学ぶことも多くあります。(私は物理学科・化学科の授業も履修していました)。現時点で3教科どれかに苦手意識がある人も大学の教養や専門基礎でしっかりやるので、心配しすぎなくても大丈夫です。高校や大学で理科すべてに興味がある人は、地球惑星科学系に向いていると言えます。

 

 

地球惑星科学に向いていない人の特徴2選

こもりがちな人

向いている人の特徴①で書いたように、実際に現地に行って勉強することが大事な学問です。多くの大学の地球惑星科学系学科では、実習が必修になっており内容もアウトドアなものになるため、こもりがちな人にとっては辛いかもしれません。
もちろん、理論系の研究室もあるので「地球の現象を紙とペンで研究したい!」と思っている人もいると思うので、その場合は特に気にすることもないかもしれません。

 

就職が第1の人

死活問題です。「地球惑星科学 就職ない」と検索すると、「就職無理学部」のNo1無理学科として言われていることが分かると思います。実際に就職が全くないと言えばそんなことはないですが、実学を専攻する人よりは不利な状況にあることは確かです。ただ、気象庁や研究者など逆に地球惑星科学専攻の人が有利になる就職先もあるので、そこを目指す人にとっては就職を取っても良い選択だと思います。

ただ、専門が関係ない民間企業などに就職する場合、学問以外でアピールする部分がないと厳しいので就職第1に大学を選択するなら選ばないほうが無難でしょう。
(私自身は、学問は学問でしっかりやって就職は少々不利でもよいと割り切っていました。就職先は地学になんも関係ないIT企業です。)

 

 

まとめ

私の主観で「地球惑星科学に向いている人、向いていない人の特徴」をまとめさせていただきました。

ここにタイトルを入力

  • 向いている人の特徴 :オタク気質&アウトドア派、 広く学びたい人・学問好きな人
  • 向いていない人の特徴:こもりがちな人、 就職が第1の人

ここまで書いておいてなんですが、真に向いているかどうかはやってみないと分かりません。“試しに入学してみる“はできないと思うので、何冊か本を読んでみてはいかがでしょうか。

おすすめの本はこちらにまとめています。地球惑星科学系の小説はこちらで紹介しています。
上記の本を読んでみて少しでも面白いなと感じれば、あなたは素質あります。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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