卒業前の地球惑星科学徒に伝えたいこと【就職か大学院か】
こんにちは、はらじょです。
さて、最近は地球惑星科学に関する記事を次々に書いています↓
↓↓また、地球惑星科学系の学生に向けたKindle本を出版しました。↓↓
「地球惑星科学系の学生だけど、卒業後の進路に悩んでる」
こんな悩みを抱えている地学徒はいませんか?
私が地球惑星科学科に在籍していた時も、この分野には情報がなく、特に卒業後の進路については大きな不安を抱えていました。
本書では、地球惑星科学科在学中に、教員免許を取得、国家公務員試験に合格、国際雑誌に論文投稿し、難関外資系企業内定した著者が自らの経験をもとに「地惑の歩き方(=大学生活の過ごし方)」を解説します。
これを読めば、あなたも有意義な大学生活を送り、卒業後も活躍する人材に成長できるでしょう。
読者限定で、無料特典も用意。
期限つきなので、できるだけお早めにお読みください。
本日は、大学卒業前の地球惑星科学系の学生に向けた記事を書きます。
主に大学院入試について。
3分ほどでサクッと読めますので、大学院に進学予定の方はお付き合いください。
大学院進学か、就職か
大学4年生にとっての1番の悩み事といえば、「大学院進学か、就職か」。
この章では、それぞれのメリットデメリットを提示したうえで、私自身がどんな思いで大学院進学を決意したのかを紹介します。
後悔していることもあるので、それについても触れます。
大学院進学のメリット
・専門的な知識やスキルを向上させることができる
・研究や実践的な経験を積むことができる
・キャリアアップや高い給与を期待できる
大学院進学のメリットは、なんといっても専門性が身につくことです。
その分野の専門家として見られるため、特に理系の学部においては、同じ分野の就職は圧倒的に有利になります。
また、多くの企業では学部卒よりも大学院卒の給与が高く、キャリア上プラスになることが多いです。
研究したい分野が定まっている人にとっては、自分の興味がある研究を行う環境が整うので、最高の大学院生活になります。
大学院進学のデメリット
・費用が高い
・時間が長い
・学生生活とのバランスが取りにくい
大学院進学のデメリットは、コストと時間です。
修士課程であれば2年間、博士課程であれば5年間費やすことになります。
2年あれば学部卒業者は社会人として圧倒的成長を遂げる人も多く、卒業後会う時に焦りを感じることも。
また、卒業後も稼げない&学費を払わなければいけないので、いち早くお金を稼ぎたい人には向いていないかもしれません。
学部就職のメリット
・早いタイミングでキャリアアップが図れる
・給与を早く得ることができる
・社会人としてのスキルを身に付けることができる
次に、学部就職についてみていきます。
学部就職のメリットは、なんといっても直ぐに社会に出られること。
早く仕事に慣れ、お金を稼ぐことができるので、会社や組織で必要とされるスキルをいち早く身に着けることができます。
学部就職のデメリット
・専門的なスキルや知識が不足している可能性がある
・就職先の業界などが限定される可能性がある
学部就職のデメリットは、専門性が身についていないこと。
学部4年間で身に着けることができる専門性は、大学院に進学した人と比べ物にならず、特に研究職など専門的な職種においては不利になります。
こういった仕事は大学院卒が有利で、競争を勝ち抜く必要があります。
私の場合
ここまで、大学院進学と学部就職のメリット / デメリットについてみてきました。
どちらが正解ということはないため、人それぞれの価値観や状況に合う選択をすることが重要です。
私自身は、熟考の末、大学院修士課程進学という道を選びました。
理由としては、①専門分野である火山学を極めたかったこと ②就職先の選択肢を広げたかったことです。
学部では、研究できる深さに限界を感じ、国際雑誌に論文を提出することを目標に修士課程に進学しました(結果として国際論文をパブリッシュすることができました)。
また、大学4年時、進路に迷っており、2年間のモラトリアムが欲しかったのも正直な理由です。
修士卒業すれば専門性が磨かれ、就職先の候補も多くなり、後悔のない進路が選べると思って、大学院進学を決めました。
他の大学の大学院を受けるのは?
もちろんOKだと思います。
私の体感、1~2割くらいは他大学を受ける印象。
自分がやりたい研究を行っている大学や、学部入試では入るのが難しい大学に入りたい人は挑戦する価値ありです。
注意点として、大学院入試の日程が被っている場合があります。
あえてでしょうか、私の受験年度は、旧帝国大学地球惑星科学科の大学院入試日程が丸被りして、併願できないようになっていました。
どの大学院を受けるにしろ、就活も少しやっておくなど滑り止めは作っておいた方が良いかもしれません。
地球惑星科学系の大学院入試
地球惑星科学系の学科に在籍する方は、大学院に進学する人が多いと思います。
そこで気になるのは、大学院入試。
ここでは、どんな試験内容なのか、何を勉強しておけば良いのかを紹介します。
試験科目
大学に依るかと思いますが、ほとんどの場合、専門2科目+英語+面接であることがほとんど。
専門は地球惑星科学に関する学問群(地球惑星に関する数学、物理、化学、生物)から2科目を選択でき、自分の得意な領域で勝負することができます。
私の場合は、物理数学と力学を選びました。
英語については、事前にTOEICを受けて成績表を提出する場合や、当日の英語試験1発勝負の場合があります。
いづれにせよ、英語が得意であれば有利になるので、早くに対策しておきましょう。
この学科は英語に苦手意識を持っている人も多く、高得点が取れると余裕が持てます。
面接は、自分が希望する研究分野の教授や准教授が担当します。
1対多であることが多く、圧迫面接っぽくなることも。
すべての試験にクリアしたら、晴れて合格となります。
大学院入試Tips
大学院入試の専門科目は、学部で習ったことの復習。
すくなくとも、自分が希望する研究分野の基礎学問は、学部1~3年のうちに土台を固めておきましょう。
めちゃくちゃ難しいということはないので、期末試験で問われるような基礎が分かればOKです。
大学4年生で大学院入試が近い人は、必ず過去問を入手し、演習しておきます。
過去問でだいたい傾向がつかめれば、あとはその範囲を学部で使った参考書で固めていけばOK。
英語試験は、スタートダッシュが肝心。
これを読んだらすぐにTOEIC申し込んでいいレベル。
短期間で英語のスコアは伸びないので、薄く長く学習を続けてTOEIC600~700点は欲しいところです。
面接では、「研究意欲」を見られています。就職を考えている人も、過度な就活頑張りますアピールはNG。大学の教授は研究できる人材を求めているので、論文を書いたり、学会で発表したいとアピールするのが無難です。
TOEIC対策におすすめの参考書とアプリ
私が実際にTOEICを受験したときに使っていた参考書とアプリの中で、圧倒的におすすめのものを紹介します。
これらを使って795点を取得。
各参考書とアプリの詳しい解説は、下記記事をご覧ください。
ここでは、端的に本のタイトルとアプリ名をまとめておきます。
✔TOEIC対策におすすめの参考書
・はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート教本
・TOEIC L&Rテスト これ一冊で800点が取れる!
・TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
✔TOEIC対策におすすめのアプリ
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「地球惑星科学系の学生だけど、卒業後の進路に悩んでる」
「今高校生だけど、大学生活について知りたい」
こんな悩みを抱えている方へ向けて執筆しました。
この分野には情報が少なく、私も卒業後の進路については大きな不安を抱えていたので、気持ちがすごくわかります。
本書では、地球惑星科学科在学中に、教員免許を取得、国家公務員試験に合格、国際雑誌に論文投稿し、難関外資系企業内定した著者が自らの経験をもとに「地惑の歩き方(=大学生活の過ごし方)」を解説します。
これを読めば、あなたも有意義な大学生活を送り、卒業後も活躍する人材に成長できるでしょう。
読者限定で、無料特典も用意。
↓期限つきなので、できるだけお早めにお読みください。
地惑の歩き方