【頻出】AZ-900 英語3文字略語まとめ
- AZ-900 合格のコツ
- クラウド
- Azureサービスのコア
- ARM – Azure Resource Manager
- JSON – Javascript Object Notion
- VPN – Virtual Private Network
- BLOB – Binary Large Object
- SMB – Server Message Block
- RDB – Relational Database
- NoSQL – Not Only SQL
- CLI – Command Line Interface
- NSG – Network Security Group
- ASG – Application Security Group
- DDoS – Distributed Denial of Service (分散型サービス拒否)
- ACL – Access Control List
- AD DS – Active Directory Domain Service
- AIP – Azure Information Protection
- Azureの使用方法
AZ-900 合格のコツ
クラウドの知識をつけて仕事に活かしたい人が目指すべき資格として「AZ-900(Azure Fundamentals)」があります。
AZ-900はMicrosoftのクラウドであるAzureの初級資格です。同じ初級の資格であるAI-900 (Azure AI Fundamentals)、DP-900(Azure Data Fundamentals)や、中級資格であるAZ-104(Azure Administrator Associate)の土台となります。
私は、2021年8月にAZ-900を取得しました(下写真)。合格することができたのは、①Azure関連の英略語 ②Azureのサービスを覚えることができたからだと考えています。
この記事では、AZ-900合格のカギの1つである①Azure関連の英略語について重要用語をまとめていきます。
②Azureのサービスについてはこちらをご覧ください。
【IT未経験】AZ-900 に最速で合格する方法【情報系出身者に勝てる】
ここで紹介する単語の一問一答クイズを自作しました。
こちらからサクッと8分ほどで演習できます。この記事を読む前に23問中何問正解できるのか試していただきたいです。
なお、手元にこの本を置いて勉強すると知識が身に付きやすいです。
クイズの内容もここから出題しています。
クラウド
CAPEX – Capital Expenditure (資本コスト)
設備投資の事、Azureでは不要
- Capital = 資本
- Expenditure = 支出
資本支出=設備コストです!
イメージしやすいのは工場や店舗などのビジネスに必要な建物などですが、ITの世界のCAPEXはサーバーや大規模ITシステムなどの導入コストのことを指します。
Azureは従量課金制のため、初期投資不要でクラウドを利用することができます。
OPEX – Operational Expenditure (運用コスト)
使用料の事、Azureは従量課金
- Operational = 運用
- Expenditure = 支出
運用支出=運用コストです!
ビジネスを行う上で日々かかるコストのことを指します。Azureは従量課金制で使用に応じて細かく料金が設定されています。
SaaS – Software as a Service
ソフトウェアをサービスとして提供
- Software = ソフトウェア
- as a Service = サービスとして
Microsoft OfficeやGmailなどインターネットに接続されていれば、すぐにでも使えるサービスを指します。
PaaS – Platform as a Service
プラットフォームをサービスとして提供
- Platform = プラットフォーム
- as a Service = サービスとして
開発に必要なツール(OSや管理システムなど)を提供するサービス。環境構築の手間がかからないため、開発に注力することができる。代表例はAWS、Google Cloud Platformなど。
IaaS – Infrastructure as a Service
ITリソースをサービスとして提供 ex. Azure仮想マシン
- Infrastructure = インフラ
- as a Service = サービスとして
サーバーやクラウドなどのインフラの運用を提供するサービス。システムの土台となるリソースを提供。Azureなど。
Azureサービスのコア
ARM – Azure Resource Manager
リソースの作成と管理、アクセス制限を行うAzure内部のサービス
- Azure = アジュール
- Resource = リソース、資源
- Manager = 管理
JSON – Javascript Object Notion
キーを値とコロンで連結したテキストフォーマット。{“key” : “value”}で表される。
- Javascript = ジャバスクリプト(プログラミング言語)
- Object = もの
- Notion = 観念
JavaScriptのオブジェクト記法を用いたデータ交換フォーマットのこと。
例:{“id”:1, “name”:”sato”}
“id”や”name”がkey, 1や”sato”がvalueとなります。
VPN – Virtual Private Network
一般のインターネット回線を利用して、社内ネットワークなど他のネットワークに仮想的に接続する技術。
- Virtual = 仮想の
- Private = プライベート
- Network = ネットワーク
異なる2つのネットワークをあたかも1つのネットワークのように扱う。通信内容を抜き取られたり、データを改ざんされたりなどのセキュリティリスクが軽減する。
BLOB – Binary Large Object
あらゆる種類のデータを保存し、HTTP経由でアクセスする。
- Binary = 2進数の
- Large = 大きい
- Object = もの
ITで使われるデータは大きく、テキストデータとバイナリデータに分けられる。バイナリデータには例えば、画像、音声、圧縮ファイルなどが含まれる。これらはBLOBとして格納されることが多い。
SMB – Server Message Block
通信するときの決まり事(通信プロトコル)の1つ。主にWindowsで使われるファイル共有プロトコル。
- Server = サーバー
- Message = メッセージ
- Block = 塊
RDB – Relational Database
SQLデータベース。データを複数の表として管理するデータベース方式。
- Relational = 関係のある
- Database = データベース
NoSQL – Not Only SQL
SQLデータベース以外のデータベース。表ではなくJSON形式などでデータ格納している。
- Not Only = ~だけではない
- SQL = RDBを操作するときに使用する言語(1つ上の単語)
CosmosDBなどで管理するのが主流でしょうか。データベースを扱う際、SQLではない特殊な言語を用いる必要があります。
CLI – Command Line Interface
Azure リソースを作成および管理するためのコマンド セット
- Command Line = コマンドライン
- Interface = 接点
コマンドでAzureを操作する。
NSG – Network Security Group
仮想マシンの通信を制御するパーソナルファイアウォール。ステートフルファイアウォールである。
- Network = ネットワーク
- Security = セキュリティ
- Group = グループ
Azure仮想ネットワーク上のファイアウォールのようなもの。例えばWindows Firewall。
ASG – Application Security Group
NSG (上記Network Security Groups)の拡張機能。仮想マシンのネットワークインターフェースカードをグループ化し、NSGのルールのソースや宛先として利用可能。
- Application = アプリケーション
- Security = セキュリティ
- Group = グループ
DDoS – Distributed Denial of Service (分散型サービス拒否)
DoS攻撃=サーバーに対して過剰なアクセスやデータを与えダウンさせるサイバー攻撃のこと。DDoSは対象のサーバーに対して複数のコンピューターで攻撃を与えること。
- Distributed = 分散
- Denial = 拒否
- of = ~の
- Service = サービス
Azureには、Azure DDoS Protectionというサービスがあり、システムをDDoS攻撃から保護しダメージを軽減する。
ACL – Access Control List
通信範囲を制御するためのリスト。ネットワーク管理者はACLを操作してルータを通過するパケットの通過可否を定めることができる。
- Access = アクセス
- Control = コントロール
- List = リスト
AD DS – Active Directory Domain Service
Windows Serverが提供する社内認証サービス。社内システムの中で、アクセスを制限して一部の社員だけに操作させたいシステムに導入する。
- Active = アクティブ
- Directory = ディレクトリ
- Domain = ドメイン
- Service = サービス
ちなみに、Azure AD Connectを使って、AD DSユーザーをAzure ADに同期することができます。
AIP – Azure Information Protection
Azure上で扱う情報の漏洩の防止に役立つ。特にOfficeを扱う時に使用が推奨される。
- Azure = アジュール
- Information = 情報
- Protection = 保護
英単語の意味そのままでAzure上の情報保護です。ファイルの誤送信や悪意あるユーザーからのアクセスへの対応をクラウドで提供します。具体的な使用例としては下記があります。
- ファイルの重要度をラベル付けし、それに応じて機密性を設定し保護する。
- Azureのユーザ認証を基に、アクセス可否を決める。
- ファイルのコピペを禁止する。
Azureの使用方法
MSDN – Microsoft Developer Network
Microsoftのエンジニアやエキスパートの掲示板。誰でも無料で利用可能。
- Microsoft = マイクロソフト
- Developer = 開発者
- Network = ネットワーク
MSDNと言われたら、「なんのこと?」と思ってしまいますが、これも略す前を覚えておいたら楽勝ですね!ちなみにIT業界ではMicrosoftのことをMSと略すことも多いので覚えておきましょう。開発に便利な掲示板のことです。
SLA – Service Level Agreement
SLAの一般的な意味は、「サービス提供者と使用者の間で結ばれるサービスのレベル(品質)に関する合意水準」です。Azureでは、各サービスのSLAが細かく決められており、AZ-900試験に出題されます。
- Service = サービス
- Level = レベル
- Agreement = 合意
SLAはそのサービスの可用性・安定性を測る一つの指標となります。Azureの基本的なSLAは99.9%以上であり、さすがはマイクロソフト、高い品質でサービスを提供していることが伺えます。(ただし、無料サービスにはSLAはありません←AZ-900出題ポイント)
NDA – Non-disclosure Agreement
秘密保持契約。組織同士が契約するときに、相手方に開示する自社の機密情報について、用途外で使用することや情報漏洩を禁止するために結ぶ契約のこと。
- Non-disclosure = 秘密保持(disclosure=暴露の否定です。)
- Agreement = 合意
簡単に言うと、「仲良くするけど秘密は守ってね」を会社同士で決めることです。
GA – General Availability (一般提供開始)
企業が新しいサービスの正式版を公開した時の初版のこと。「XXサービスのGA版が出た」=「XXサービスの正式バージョンの初版が出た」ってことです。
- General = 一般の
- Availability = 利用可能
ちなみに開発途中のサービスはRC(Release Candidate)版と言うそうです。