【合格者が教える】 国家公務員一般職 物理区分の対策方法
国家公務員一般職 物理区分を受験しようと思っている人
「国家公務員試験の物理区分受けようと思っているけど、なかなか情報がない.. 合格者がどんな対策をしていたのか知りたい!」
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 国家一般職 物理区分は難しい?
- 物理区分受験者の教養試験の対策方法
- 物理区分受験者の専門試験の対策方法
- 物理区分受験者の面接試験の対策方法
この記事を書いている私は、修士1年生のときに国家公務員一般職 物理区分に合格。
国家公務員試験は合格すると3年間有効になるので、3年以内に就職する方は今年度にも受けたほうが絶対によいです。
実際に私も就活Yearは修士2年の時でしたが、1年前に国家公務員試験に合格できたので、就活時にはかなり余裕ができました。
国家公務員一般職 物理区分は非常に情報収集が大変。
マイナーな区分だから対策法などがわかりづらい。
私の経験談が少しでも励みになれば幸いです!
国家一般職 物理区分は難しい?簡単です。
「国家一般職 物理区分は難しい?」
この問いに関して、「せんせい」という公務員受験会で有名な方が統計情報まとめてくださっているので、ご覧ください。
143点…どれくらい難しいのかというと…実は垂れ流し状態なんですね(汗)
途中から引用しているので、わけわからなかったかもしれません。
気になる方はぜひ引用元を読んでみてください。
結論、過去のデータ的に、ちゃんと対策すれば物理区分はほとんどの人が合格できますよってことです。
実際、私も国家公務員一般職 物理区分に受からなかった人はほとんど見たことがありません。(というか、周りに1人もいない..)
正しく対策すれば確実に合格できる試験だと言えます。
実際、私も最低限の学習しか行っていません。
筆記試験の前に2~3か月、面接試験の前に2週間といったところでしょうか。
本記事では、 「物理区分受ける前に、最低限これだけはやっておきたい」 ことを紹介いたします。
PS. おすすめの参考書も本記事で紹介しております。すべて私が実際に使用していた本です。
物理区分受験者の教養試験対策
用意する参考書は、この3つです!
教養試験で気合入れて対策すべき分野は、「数的推理」と「判断推理」。
はい、上のデータも「せんせい」の記事からの引用です。
明らかに「数的推理」と「判断推理」の出題数が多いですよね?
ですので、ここだけに絞って対策し、他は捨ててOK!
「いや、現代文と英語も出題数多いじゃねーかよ!」と思われる方もいると思いますが、語学は点差がつきにくいのです。
語学に強い人も満点は取れないし、どれだけ語学弱くても1問もわからないなんてことは、ほぼありえません。
それに対し、数的推理や判断推理は解き方がある程度決まっており、勉強した人は解けるし、勉強しない人はさっぱりわからない..となりやすい分野です。
さらに、物理区分で受けようとしているあなたは数字に強いですよね?
「いや、高校や大学で数学苦手やったし」っていう人もいるかもしれませんが、これは文系職の人も共通で受ける教養試験ですよ?
受験者全体でみると、物理区分受験者は圧倒的に「数的推理」「判断推理」で点数が伸ばしやすい境遇にいるはずです。
そのため戦略としては、「数的推理」と「判断推理」に全振りすることになります。
スーパー過去問を2周しましょう。
毎日3時間ほどを続ければ2か月くらいで片付くはず。
下記の参考書を購入し、早速解いていきましょう!
それが終わったら、国家一般職・教養試験の過去問500で実施演習。
直近の年度からできる限り多くの過去問を解きます。
教養試験は時間が足りなくなることも多いので、本番の時間で演習していきましょう!
下記の参考書が、過去問演習に最適です。
過去問で6割取れれば安心かと思います。
物理区分受験者の専門試験対策
次に専門試験。ここが本当に情報少ないですよね。
専門試験には、マーク式のものと記述式のもの2つがあります。
記述式は特別な対策は不要。
不安な方は過去問を解いて信頼できる人に添削してもらえばよいでしょう。
この記事で専門記述の解答方法を解説しています。
これで受かった!国家公務員一般職 物理区分 専門記述の解答例
専門試験(マーク式)の対策にはこの参考書と過去問を使用します。
- 国歌公務員一般職 専門試験の過去問
過去問は、このサイトをみて入手してください。1か月半くらいかかるのでお早めに。
「なんで工学の基礎なの?」と思った人もいるかもしれません。
理由は、物理区分と工学区分は試験範囲が被っているからです。
物理区分の受験者も、基礎固めは参考書が豊富な工学で行います。
この参考書も1~2か月くらいで2周できると思いますので、終わったら過去問で実施演習を行いましょう。
人事院から入手した過去問には解答がありません。(マーク式なのでどの選択肢が正しいのかくらいはわかるかもしれませんが..)
ですので、ともに物理区分で受験する友達がいるなら一緒に解いてみるのがおすすめです。
いないようであれば、問題の傾向を眺めてみて、関係ありそうな分野を大学の教科書で勉強しておきましょう。
「そんなんでいいの?」と思われるかもしれませんが、大学で学んだ事が専門試験では出題されるので、大学の基礎的な教科書を復習しておけば対応できます。
ただ、まれに「まったく問題に歯がたたない..」という人もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、高校の物理の復習から始めてください。結構高校物理で解けるような問題も多いですし、基礎さえできていれば一般職物理は合格できます!
下の『物理のエッセンス』シリーズが高校物理界で一番分かりやすいです。
物理区分受験者の面接試験の対策方法
筆記試験に合格すれば、次は面接試験です。大学などの就職相談室を利用して面接練習しておけば大丈夫です!
よほどのことがない限り、筆記試験通過できた方は大丈夫かと思いますが油断は禁物です。
実際に私が人事院面接で質問された内容を載せておきます。
基本的に面接カードに沿った質問で、学校生活に関するものがほとんどです。
- 志望動機
- 研究について(手法・課題・共同研究の苦労)
- 大学の部活について(活動・役職)
- 大学でのアルバイトについて(工夫したこと)
- 趣味について
まとめ
本記事では、国歌公務員一般職 物理区分に受かるための最低限度の対策についてまとめました。
物理区分は難易度はあまり高くはありませんが、情報が少なく対策が難しい区分です。
本記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
国歌公務員試験に合格したら次は官庁訪問です。
直前になって「どの省庁にしよう!」と悩むことがないように、今からでも調べておきましょう。
地球惑星科学系の専門の人に人気の省庁はこちらの記事で書いています。
同じ専門の方いれば3分もかからず読めるのでご一読ください。
【地球惑星科学系】国家公務員になるために受験すべき試験区分と省庁の候補
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