これで受かった!国家公務員一般職 物理区分 専門記述の解答例
はじめに
こんにちは!はらじょです。
今回は、この記事のお問い合わせにお答えします!
【合格者が教える】 国家公務員一般職 物理区分の対策方法
読者の方からご意見いただけるのは本当にありがたいです!感謝いたします。
✓お問い合わせ内容
今年の国家公務員試験一般職物理区分を受ける者なんですが、専門試験の物理(記述式)の解答方法が分からなくて困ってます。過去問を取り寄せたものの模範解答もないです。はらじょさんがどんな風に解答したか教えていただければ幸いです
実際に私が受験した「2020年 国家公務員一般職 物理区分 専門記述」 の解答例を示します。
私の解答例を読むことで、下記のことを学んでいただけると嬉しいです!
国家一般職 物理区分 専門記述の解答方法がわかる
国家一般職 物理区分 専門記述のレベル感がわかる
問題文 (2020年 国家一般職 物理区分 専門記述)
科学館は、展示や実演実験等を通じて、自然科学や科学技術に関する知識の普及・啓発に貢献している。
あなたはある科学館の学芸員として、物理学に関連する新しい展示を一つ企画することになった。
幅広い年齢層の来館者に、物理学に対する知識や関心を深めてもらうために提案したい展示について、以下の内容を盛り込んだ企画書を作成せよ。
・展示のテーマ
・展示として、そのテーマを選んだ理由
・具体的な展示物の内容と展示方法
・関連する物理法則や物理現象の概要
・その展示を通して、来館者に何を伝えたいのか
ただし、ここで物理学とは応用物理学、地球物理学、天文学などの分野を含む広い意味での物理学を指すものとする。
なお、提案する展示は、あなたが新たに発案するものでもよいし、既存の科学館で取り入れられているものでもよい。また、必要であれば、図表を用いて説明してよい。
解答例 (2020年 国家一般職 物理区分 専門記述)
■展示のテーマ
火山を知ろう!噴火実験コーナー
■選定理由・来館者に伝えたいこと
✓対象として火山を選んだ理由
火山についての学習の場を提供することは、日本の科学館の重要な役割だと考えているからです。
世界の火山の約1割が日本に存在し、国土面積を考えると火山が非常に身近な国であると言えます。
「火山列島」ともいえる日本ですが、小学校・中学校・高校・大学と地学を専門的に学ぶ環境が整っているとは言えないのが現状です。そこで、火山についての正しい知識をつけ、防災意識を高める機会を提供するのは科学館としての重要な役割だと考えているからです。
✓展示手段として実験を選んだ理由
来館者に火山に対する視覚的イメージを持っていただきたいからです。
実際に火山噴火を見る機会はめったにありません。しかし、視覚的にイメージを持っておくことは、火山噴火含めた大地の活動への理解を助けると考えております。そこで、簡易的な実験を来館者とともに行い、楽しみながら学習できる実験を選定いたしました。
また、小学生・中学生などの若い層も取り込むことが期待できます。
■展示内容
ここでは図表を用いた記載は割愛しますが、下記リンクと似たような実験を家の近くの科学館で見たことがあったので、簡単に絵でまとめました。
https://rika-net.com/contents/cp0350/contents/04/kazan.pdf
■関連する物理現象の概要
上記の実験では、用いた「疑似溶岩」の粘り気によって噴火の仕方が異なり、できる山も溶岩ドーム状であったり盾状になったりする。この現象の説明として、下記の図で説明しました。
https://www.mirai-kougaku.jp/laboratory/pages/170825.php より
まとめ
以上が2019年に国家公務員一般職 物理区分に合格した私の解答概要です。
今振り返ると、
- 噴火実験と防災意識を高めることを結び付けられていない
- 限られた試験時間であったので、内容が薄い。
などの改善点もまだまだありますね..
ただ、これで「国家一般職 物理区分」に合格するためのレベル感はつかめたと思います!
合格を確実なものにしたい方は、この記事も読んでみてください!
物理区分はマイナーなので、情報収集がとても難しいです。
私の体験談は、日本1詳しく”国家公務員一般職 物理区分”を解説していると自負しています。