【全国通訳案内士英語】英会話力0からの独学合格ルート【合格体験記】
こんにちは!2018年度に「全国通訳案内士試験」に合格したはらじょです。
大学2年生の夏休みに短期留学しましたが、現地で自分の英語が伝わらないことに悔しい思いをし、日本に帰国後、2年間かけて資格を取りました。
もともとは「東京オリンピックのボランティアで英語を活かしたい!」とも思っていました。
延期になって悲しいです。
今回は「全国通訳案内士(英語)」を取得するために、私が行った対策を紹介します。
全国通訳案内士とは?
簡単に言うと、「外国語での有償観光ガイド」として国に認められたプロフェッショナルです。
全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう。)を業とする。」とされています。全国通訳案内士は国家試験に合格した方であって、高度な外国語能力や日本全国の歴史・地理・文化等の観光に関する高い知識を有するものであり、「全国通訳案内士」として都道府県の登録を受けた方々になります。
日本政府観光局より引用
もともとは、外国語での有償観光案内は資格保有者に限られていましたが、H30年に法改正があり、現在は資格がなくても有償での観光案内ができるようになりました。
つまり、全国通訳案内士の資格保有は一種の「ブランド」になり、H30年度試験から難易度もさらに上がりました。
「全国通訳案内士試験」について
2020年8月10日現在、通訳案内士試験の外国語の種類は。英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語となっています。
ここでは、「英語」のみに絞って説明していきます。
試験科目・スケジュール
- 1次試験 (筆記:英語・日本地理・日本史・一般常識・実務知識)
- 2次試験 (面接試験)
が行われます。
2020年度は以下の日程で行われます。
現時点では、2020年8月16日(日)に実施する方向で準備を進めておりますが、緊急事態宣言等の方針および新型コロナウィルス感染症を巡る状況の変化に伴い、延期・中止等となる可能性もあり、以下のスケジュール等に変更が生じる場合があることをご了承下さい。
◇願書配付・受付: 2020年 6月 1日 (月) ~ 6月 24日(水)
◇筆記試験(予定): 2020年 8月16日(日)
◇筆記試験合格発表(予定): 2020年 11月 5日(木)
◇口述試験(予定): 2020年 12月13日(日)
◇最終合格発表(予定): 2021年 2月 5日(金)
日本政府観光局より引用
毎年スケジュールは大体同じです。
今年は新型コロナウイルスの影響でどうなるか分かりませんが、1年に一回しかないチャンスなので準備は万全にしておきたいですね。
1次試験の免除規定
1次の筆記試験にはさまざまな免除規定があります。
これを上手に利用すればすでに持っている資格を活かせたり、勉強量を分散させることができるので絶対に目を通しておきましょう。
太字は私が利用した免除規定
✓英語
TOEIC L&R:900点以上
TOEIC S:160点以上
TOEIC W:170点以上
英検1級
地域限定通訳案内士(英語)
✓日本史
歴史能力検定の日本史1級
歴史能力検定の日本史2級
大学入試センター試験 日本史B:60点以上 (試験から5年以内)
✓日本地理
総合旅行業務取扱管理者試験
国内旅行業務取扱管理者試験
✓産業、経済、政治及び文化に関する一般常識(以下「一般常識」という)
大学入試センター試験 現代社会:80点以上 (試験から5年以内)
他にも、合格した科目に関しては、翌年に引き継ぐことができるなどの制度もあるので、全国通訳案内士試験ガイドライン
でよく確認してください。
次のページでは、試験科目ごとの私の対策を紹介します。