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大学入試共通テスト「情報Ⅰ」 短期攻略法

はらじょ

共通テスト情報Ⅰ 短期攻略のコツ

2025年度の大学入学共通テストから、新しく『情報Ⅰ』が加わります。

過去問がない中、「どんな問題が出るのだろう」と不安に思っている受験生も少なくないでしょう。

そこで、外資系企業のITエンジニアであり、大学受験塾を運営する私が、短期対策のコツを紹介します。

結論として、情報Ⅰは下記の対策で80点以上の高得点が狙えます。

情報Ⅰ対策法

  1. 参考書を1冊仕上げる
  2. 隙間時間で語句のインプット
  3. サンプル問題や試作問題を解く

対策法の詳細や対策スケジュールも紹介していきますね。

本記事の根拠

  • 筆者自身が外資系企業のITエンジニアであり、大学受験塾(リンク)を運営していること(情報×教育)
  • 筆者が情報Ⅰの類似試験「ITパスポート」「基本情報技術者」を取得済みであること
  • ITパスポートは、情報Ⅰと非常に関連が深く、出題範囲の多くが重複していること

過去問が一切ない情報Ⅰ試験では、類似の試験から対策法や出題形式を推測することが欠かせません。

ITパスポート試験は試験範囲や難易度が情報Ⅰと酷似しており、情報科目の必修化に伴い試験内容も改訂されたことから、ITパスポート試験と同様の対策で情報Ⅰでも高得点が狙えると予想されます。

学校教育では、新学習指導要領 (*1) において、社会生活において必要不可欠となりつつある情報活用能力を、言語能力、問題発見・解決能力等と同様、学習の基盤となる資質・能力として教科横断的に育成する旨が明記され、小・中・高等学校を通じてプログラミング教育が段階的に実施されています。特に、高等学校においては、令和4年度から、全ての生徒が必ず履修する科目(共通必履修科目)として「情報Ⅰ」を新設して、生徒の卒業後の進路を問わず、情報の科学的な理解に裏打ちされたプログラミング的思考力や情報モラル等、情報活用能力を育む教育を一層充実していくこととなっています。(略)

このような状況を踏まえ、高等学校学習指導要領「情報Ⅰ」に基づいて、iパスの出題範囲、シラバス等の見直しを実施し、プログラミング的思考力等の出題を追加することとしました。(略)具体的な見直し内容(2)「出題範囲」及び「シラバス」高等学校の共通必履修科目「情報Ⅰ」に基づいた内容(プログラミング的思考力、情報デザイン、データ利活用 等)に関連する項目・用語例を追加しました。なお、情報モラル(情報倫理)については、前回の改訂(「ITパスポート試験 シラバス」Ver.5.0)で先行して追加しています。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「ITパスポート試験における出題範囲・シラバスの一部改訂について

高等学校情報科「情報Ⅰ」への対応など ※太字は著者加筆

対策法の詳細とスケジュール

大学入試は科目数が多く、情報Ⅰ対策に多くの時間を割けないと思います。

短期間で効率よく高得点を取るためには、「アウトプット重視、スキマ時間でインプット」が欠かせません。

情報Ⅰ対策法(短期集中)

  1. 参考書を1冊仕上げる(9月~11月)
  2. 隙間時間で語句のインプット(9月~試験日まで)
  3. サンプル問題や試作問題を解く(12月~試験日まで)

①参考書を1冊仕上げる(9月~11月)

共通テストに特化した参考書を1冊仕上げましょう。

レビューや本の内容から判断して、この参考書を使うべきだと思います。

私も実際購入し、購入者特典の動画や語句まとめを使ってみました。

説明も丁寧でわかりやすく、読む・聞く・解くと記憶に残りやすい構成のため、情報Ⅰ対策の初めの1歩として最適です。

参考書は、2-3か月で3周するのが理想。

とっつきにくい用語も多いので、1周目は「へぇ~、こんな感じの問題が出るのか」くらいでOKです。

  • 1周目:軽く流し読みしながら、問題演習では間違えた問題に印や付箋を付けておく。(1か月)
  • 2周目:1周目で間違えた問題だけ解きなおす。(2週間)
  • 3周目:理解しながら読み進め、全ての問題を解く(1か月)

②隙間時間で語句のインプット(9月~試験日まで)

参考書と並行して、語句のインプットを行います。

隙間時間を利用して、語句への接触回数を増やすのがポイント。

何回も繰り返し触れれば、難しい語句でも記憶に残ります。

③サンプル問題や試作問題を解く(12月~試験日まで)

ここまで終われば、あとは本番形式の問題を繰り返し演習しましょう!
サンプル問題(リンク)や、問題集を使って演習していきます。

自分が目標とする点数+5~10点が取れるまで演習を繰り返しましょう。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。

2025年から大学入試が大きく変わり、受験生の方は大きな不安を抱えていると思います。

本記事が少しでも役に立てたなら嬉しいです。

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