モスクワオリンピック 日本のボイコット
はらじょ
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記事を書こうと思ったきっかけ
東京オリンピックを間近に控え、開催や観客について議論が白熱する日々。アスリートたちは何を考え、オリンピックとはどうあるべきかを考えたときに、過去にモスクワオリンピックを日本がボイコットしていることを知った。どのような経緯でボイコットに至ったのか、その経緯を簡単にまとめておく。
ソ連のアフガニスタン侵攻
1979年ソ連がアフガニスタンに侵攻した。侵攻の背景として押さえておくべきことは以下の2つ。
- アフガニスタンでクーデター ← ソ連は隣接国の不安定に敏感。不安になり介入。
- アフガニスタンの人からすると、イスラム教信者でない国からの侵略 ← ジハードとしてアフガニスタンの民衆が立ち上がる(ムジャヒディン)
時は、東西冷戦時代。ベトナム戦争でソ連の支援のために苦い思いをさせられたアメリカはムジャヒディンを支援。戦争は長期化する。
さらに、アメリカのカーター大統領は翌年1980年のモスクワオリンピックで世界にボイコットを呼びかけ、日本もそれに従った。
金メダル候補だった柔道の 山下泰裕 選手(現・日本オリンピック委員会[JOC]会長)の記者会見はこの時のもの。
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